【必見】剣道での試合の流れとは?試合で考えるべきことについて徹底解説!!

剣道

剣道の試合において先生から「試合の流れ」を考えなさいと指導を受けた経験はありませんか?

指導を受けたことはあるものの、試合の流れについて、深く考えたことがある人は多くないと思います。

なぜなら、試合の流れという表現がぼんやりとしているため、何をどのように反省したらいいのかが難しいからです。

そこで、今回は剣道の試合の流れについて、どのように考えて対策するかを詳しく解説します。

この記事を読むことで、試合に対する新しい考え方を学ぶことができ、必ず自分の剣道の幅が広がります。

 

剣道のルールや試合時の動きを知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

剣道の試合の流れとは

剣道の試合では、目にははっきりと見えない不思議な流れというものが存在します。

・試合中に自分のペースで試合が展開されていて何となく攻めることができると感じた
・自分のチームメイトが良い雰囲気を作ってくれたおかげでチームに良い流れができた

など、剣道独特の流れというものによって勝敗が決まることがあります。

この流れをいかに自分や自分のチームに引き寄せることができるかで、試合での結果が大きく変わってくるのです。

 

試合中の流れ

剣道の試合では大きく

・自分が攻めている時
・相手から攻められている時

の2つのパターンに分けることができます。

 

当たり前の話ですが、自分が攻めている時には試合の流れを引き寄せることができ、逆に相手から攻められている時には、自分の方に試合の流れを引き寄せることができません。

 

自分が攻めている時

自分が攻めている時は試合の展開を有利に進めることができ、当然勝つ可能性が高くなります。

相手が自分の考えているように動いてくれたり、相手から引き出したいと思っていた技を引き出すことができる場合には、試合の流れが自分にきていると考えていいでしょう。

 

相手から攻められている時

自分が攻めている時とは対照的に相手から攻められている時には、全く自分の思い通りの試合展開にはなりません。


相手の攻めにすぐに反応してしまったり
、自分から攻めていても攻めの意図が相手に伝わっていなかったりと構えているだけで疲れてしまうような状態となってしまいます。

 

客観的な判断

文章にすると、改めて自分が攻めている時・相手から攻められている時の試合展開がどのような場面なのかが想像できると思います。

しかし、剣道の試合が始まってみると、自分が今どのような状態で、試合の流れがどうなっているのかがわからなくなってしまうのです。

みなさんも経験がありませんか?

試合が終わってから

「気持ちがのって自分から攻めていくことができた」
「相手のペースに合わせすぎて全然打てなかった」

などと感じたことが必ずあるはずです。

ですから、剣道の試合には流れがあり、その流れを客観的に判断することができる冷静さが必要であることを理解して試合に臨んでもらいたいと思います。

 

試合の流れでハマる落とし穴

剣道の試合では流れが存在し、

・自分が攻めている時
・相手から攻められている時

の大きく2つのパターンがあり、

・客観的な判断

が必要であることを説明しました。

 

その中で、自分が攻めている時には自分が思っている通りに試合が展開されていくと説明しましたが、そこには気を付けておかなければならない大きな落とし穴がある場合があります。

それは、

試合の流れが自分にきているのに1本にならないとき

です。

自分の調子が良く、相手の動きもよく見えているのなぜか1本にならないという経験をしたことがありませんか。

審判の旗が1人しか上がらないという時が続く時は特に注意が必要です。

間合いが半歩遠かったり、相手の打突を応じるのに少しテンポがズレてしまったりと試合の流れはきているのに1本にならないということがよくあります。

当たっているのに1本にならない状態が続く時には、試合中に焦りを感じてしまいます。

剣道の試合において、焦りは敗北を生みます。

 

そのような時の対策は、とにかく我慢をすることです。

当たり前だと思うかもしれませんが、1本にならない状況が続くとなかなか我慢をすることができなくなってしまいます。

試合の流れはきているので、後は確実に1本にするだけなのですが、焦りの心が働いてしまうのです。

試合全体を冷静に判断するだけの心の余裕を持ち、1本にするチャンスがくるまでしっかり我慢をして勝利を引き寄せましょう。

 

試合の流れがきていない時の対処法

試合の流れが自分にきている時には、焦らずチャンスがくるまで我慢することを説明しました。

次は、試合の流れが自分にきていない時の対処法について説明します。

 

自分に試合の流れがきていない時には、

・少しずつ自分のペースに持っていくこと

を意識します。

 

ここでのポイントは少しずつというところです。

相手から攻められている状態が続くと、試合中にものすごく慌ててきてしまいます。

「攻められっぱなしだな」「反撃しなければ」といった考えが浮かび、試合の流れがさらに悪くなっていきます。

そのような時に攻めもなく打ち込んでいったり、相手からの攻めを受けっぱなしにしていると敗北への道を突き進むことになってしまいます。

ですから、少しずつ自分のペースに引き寄せていかなければいけません。

 

そのためには、1本にならなくても相手の打突部に当てにいくことが大事なります。

相手の攻めや打突をさばきながら、自分はとにかく相手の打突部を当てにいく技を出していき、少しずつ自分のペースにもっていくしかありません。

一気に自分のペースにもっていこうとすれば、相手に打たれてしまう可能性が高くなるため、絶対に相手から打たれないタイミングで自分が技を出していき、試合の流れを引き寄せていく事を意識しましょう。

1本にならない打突でも、打突部に当てにいくだけで必ず流れが変わっていきます。

 

まとめ

今回は、試合の流れについて解説しました。

剣道の流れ
剣道の試合では流れが存在し、流れを引き寄せることで勝利をつかむことができる。
試合中の流れ
①自分が攻めている時の流れ
②相手から攻められている時の流れ
③試合では自分が①、②のどちらの状態かを客観的に判断することが大事
試合の流れでハマる落とし穴
自分の調子が良くて、相手の動きが見えているのに1本にならない状況が続く時は注意する。
我慢をして確実に1本を取る。
試合の流れが来ていない時の対処法
相手の打突部を当てにいき、少しずつ自分のペースに持ってくる。

以上のポイントを意識して試合を行うと、勝利を引き寄せる可能性は上がります。

剣道は、1日の稽古を頑張ったからといって明日いきなり強くなることはありません。

稽古の時から工夫して、考えて、辛い稽古を一生懸命積み重ねることによって少しずつ実力が付いていきます。

他人と同じ稽古をしていても、「どのようにしたら試合に勝てるか」と考えるだけで、どんどん差が開いていきます。


小さい事を積み重ねて、自分が掲げている目標を達成できるように頑張りましょう!!

 

試合で勝ちたい人は以下の記事も参考にしてください。

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