剣道の試合で勝ちたい人必見!!試合で勝つために必要なこと5選!

剣道

「試合で思うような結果が出せず、どうすれば試合で勝てるだろうか」

「いつも同じ相手に負けてしまい、悔しい思いばかりしている」

と剣道の試合で勝てないことに悩んでいませんか。

 

剣道は、相手との相性や一瞬の隙によって1本を取られてしまうことがあるため、実力の差があっても負けてしまうことがある競技です。

そのため、試合で勝つには、稽古の時から常に試合のことを想定して取り組まなければいけません。

 

私は、小学生の頃から剣道を始めて今では30年が経ちます。

中学生の時には県大会にすら出場できませんでしたが、高校生の時にはインターハイと国体に出場することができました。

大学・社会人と剣道を続け、最終的には都道府県の代表として全日本剣道選手権にも出場することができました。

この記事では、今までの経験を基に剣道で勝つために必要なことを5つに厳選して解説します。

考えが変われば、行動が変わります。

行動が変われば、結果が変わります。

試合で勝ちたいと考えている人にとって必ず参考となる内容になっていますので、ぜひ最後まで読んでください。

 

この記事でわかること

○勝ちを求める
○試合で勝つために必要なこと
・自分の得意技を作る
・試合の分析を行う
・試合を組み立てていく
・試合は緊張するものとして稽古を行う
・色々な剣士と稽古をする
○まとめ

 

 

勝ちを求める

剣道は、人間形成を目的としているため、勝ちを求めることは間違っているという考え方をよく耳にします。

 

確かに勝利至上主義で剣道を行うことは良くありませんが、勝ちを求めて稽古を行なうことは非常に重要なことです。

 

相手に勝つためには、まず自分に勝たなければいけないという前提があります。

 

試合で勝つという目標を達成するために、自分の限界を超えて稽古に取り組むことは正に剣の理法の修錬による人間形成の道そのものではないでしょうか。

 

一部の勝利至上主義の考え方が広まり、勝ちを求めることが悪いという風潮がありますが決してそのようなことはありません。

 

目標を達成するため、一生懸命稽古に取り組んでいる方は、自信を持って自分の剣道を極めて試合に臨んでほしいと思います。

 

試合で勝つために必要なこと

自分の得意技を作る

試合で勝つためには、必ず自分の得意技が必要となります。

・自分の得意技は何ですか。
・どのような状況で得意技を出しますか。
・得意技を出す状況を作るために、どのように試合を展開していきますか。

この3つの質問に即答できるようにしておかなければいけません。

得意技があると、試合中の心に余裕が生まれます。


1本を取らなければチームが負けてしまう時や相手から先に1本を取られてしまった時、個人戦で延長が長引いた時には得意技が必ず心のより所となります。

 

逆に得意技を持っていなければ、試合中に慌ててしまい視野が狭くなって、試合が空回りしてしまう状況になることもあるでしょう。


得意技はそう簡単には身につきません。だから、得意技なのです。


何度も何度も稽古を繰り返していく必要があります。


稽古では上手くいっても、いざ試合で出してみると全然1本にならないということは当たり前です。


得意技を身につけるまでの道のりは厳しいですが、道のりが厳しければ厳しいほど試合で得意技の1本が取れた時の喜びは最高です。

 

試合の分析を行う

試合に勝つためですので、当然試合の分析は必要になります。

 

チーム内で、負けた試合の分析をやっている最中によくありがちな負けた理由として

『気持ちで負けていた』

と話す人がいますが、これは全く試合の分析ができていないのと同じです。


まず大前提として、試合に臨む時に負けてもいいやと思うことがありますか。
本当に勝ちたいという気持ちだけで勝負が決まると思いますか。

気持ちなんていうものは目には見えず、はっきりと強さをはかることはできません。

だからこそ、目に見える体の動きを分析していく必要があるのです。

・どのように攻めていくと1本にできるのか
・相手から攻められた時にどのように応じていくのか

を突き詰めて考えていかなければいけません。

 

自分の試合を分析する

当たり前ですが、勝った試合よりも負けた試合を分析していく必要があります。

自分が負けた時の試合を見るのは気乗りしませんが、次の試合で勝つためにとても重要なことなので、しっかり乗り越えて行きましょう。


分析する時に大事なことは

・なぜ1本を取ることができたのか
・どうして1本取られてしまったのか

をはっきりと言葉で説明できるようにすることが大事になります。


自分の試合が終わって分析をしてみると、「なんであの場面でこの技を出したかなぁ」と
思う時があります。

試合をしている時の自分は、その技を出すことが1番良い選択肢だと思っているのです。

しかし、後から客観的に試合を見てみると決してそのようなことはなく、もっと他に良い技の選択肢があったと気付かされます。

試合を分析していく中で、客観的に自分を捉え、試合の改善点を見つけていき、どのように試合を展開していくのが理想かを考えて稽古していくことが必要です。

 

他人の試合を分析する

自分の試合を分析するのと同じくらい他人の試合を分析することは大切です。

他人の試合を見る時には、自分と同じタイプの選手を見てしまいがちですが、タイプが違う選手の試合を見ることの方が学びは多いと思います。


他人の試合を見る時に必要なのは

技の種類と出すタイミング

を意識することです。

特に自分とタイプが違う選手の技は、今までの考えを変えてくれるような状況に出合えることがあります。

「え?ここでこの技を出す?」と感じる場面があれば、自分に取り入れることができる要素が多いかもしれません。

 

試合を分析する時の注意点

今はYouTubeで各大会の配信が行われているので、多くの試合を簡単に見ることができるようになりました。

また、スマートフォンの普及により、自分の試合を親や仲間から撮影してもらうことができます。

簡単に試合の動画を見ることができますが、試合を分析するために一つだけ注意してほしいことがあります。


それは、試合を分析する時の向きです。

 

剣道は相手と向き合っているため、試合で対戦する時には正面を見ています。

 

 

しかし、動画で試合を見る時にはほとんどが横からの映像となっています。

 

試合を分析しようとたくさんの試合動画を見ていると、ついつい自分の頭のイメージが横向きの動きになって想像されます。

本来は、相手と向き合っているため、正面からの映像を意識しなければいけません。

横からの映像では相手との間合いや竹刀の角度はわかりますが、その間合いや竹刀の角度が正面から見ると、違ったイメージとなって見えてしまいます。

そのため、横から撮影された試合の映像を、正面から相手と対峙した時の映像としてイメージするように心掛けてみてください。

 

 

試合を組み立てていく

試合では、相手を見極めながら自分にとって有利な展開にもっていかなければいけません。


開始序盤から相手に攻められっぱなしの状態で何もできずに試合が終了してしまうことや、最初は自分が攻めていたのにいつの間にか相手から攻められていたという経験は誰にでもあると思います。


序盤から常に打ってくるような相手には打ち終わるまでさばいて様子を見る、自分が攻めているのに中々1本にならない時には相手が出てくる瞬間を狙ってみるなど、試合を行いながら相手の動きを観察しなければいけません。

・自分が打ち間に入るまでに相手はどのように動くのか
・竹刀を表(裏)から払った時に相手はどのような反応をするのか
・面や小手を打った時にどのような受け方をするのか

などを常に考えながら試合を組み立てて1本を狙っていきましょう。


ただ、気合いと勢いだけで試合をしていたら絶対に勝つことはできません。

たまたま打った技で1本を取るのではなく、自分が試合を組み立てて相手の心を動かした上で1本が取れるよう稽古に励みましょう。

 

 

試合は緊張するものとして稽古を行う

 

試合には緊張がつきものです。

特に自分の思いが強ければ強い試合ほど、緊張の度合いは高まります。

試合になると緊張してしまうため、ついつい試合で緊張しないような方法ばかりを探してしまいがちですが、考え方を変えてみましょう。


試合には緊張がつきものですから、普段から試合は緊張するものと思って稽古に取り組むべきなのです。


緊張しないように深呼吸をしてみたり、今までの辛かった稽古を思い浮かべたりして心を整えることも重要でしょう。

しかし、それでも緊張は必ずします。

試合で緊張しないように心を整えるよりも、緊張すると分かった上で試合に臨んでいく方が心が安定します。


そのためには、普段の稽古の取り組み方が重要です。

 

・面をつけて稽古が始まる時の最初の礼を適当に流してはいませんか。
・最初の礼を、試合の時と同じような緊張感を持って行うことができていますか。


いつも稽古を行っている道場の中で、本番の試合会場を思い浮かべ、今から人生を賭けた大事な試合が始まるシーンを想像して最初の礼を行うのです。


毎日の稽古で常に緊張感を持つことは難しいですが、稽古が始まる時の最初の礼や地稽古の立ち上がり方など試合をイメージして緊張感のある稽古を積み重ねていきましょう。

 

 

色々な剣士と稽古をする

色々なタイプの人と稽古をすることで、自分の剣道の幅が必ず広がります。

普段の稽古は、同じ道場や部活の仲間としか稽古をしないという人がほとんどだと思います。

同じ相手とばかり稽古をしていると、どうしても同じ攻め方や技の出し方、応じ方になってしまいがちです。


そこで、色々なタイプの人と稽古をすることが重要となってきます。

色々な人と稽古をすると、自分が考えてもいなかったような状況で技を出されたり、思わぬ瞬間で手元が上がってしまったりと様々な発見があります。


自分で新しい発見をすると、剣道の幅が広がり試合での対応力が上がります。


何も知らなければ打たれるような状況でも、色々なタイプの人と稽古をしたおかげで打たれる機会が減ったという経験ができるようになります。


自ら稽古を行う機会を見つけて、老若男女問わず剣を交え、色々な人たちから学んでいきましょう。

 

まとめ

今回の記事では剣道の試合で勝つために必要なことを5つ紹介しました。

1.自分の得意技を作る
2.試合の分析を行う
3.試合を組み立てていく
4.試合は緊張するものとして稽古を行う
5.色々な剣士と稽古をする


試合に勝つことだけが全てではありませんが、試合に勝つこともまた必要な修錬の一つです。

試合に出場する選手は、全員が試合で勝つために稽古を行っています。


その中で、上位に上がるためには稽古を重ねる中で、さらなる工夫が必要となってきますので、今日の記事を参考にして稽古を行ってみてください。

 

試合で勝ちたい方は以下の記事も参考にしてください

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